Last Answer 笹塚 尊(CV:浪川 大輔)
苛立つ雑音と混ざって
灰色に染まってく
クロとシロが交錯する矛盾だらけの街
足元に絡む柵切り捨てながら
不意に蘇る弾けた記憶の残り香
幾重にも張り巡らされた
昏い罠を潜り抜ける度に
この手には何が残るだろうかと囁く
無意味な解はいらない
ただ求めている結末へと辿り着ければ
照らした光はどれも邪魔なだけ
見つめる彼方の影に隠れ片笑むのは
向こう側からの甘い誘い
凍える季節の狭間で 誰かと眠ったのは
懐かしくて煩わしい矛盾だらけの夜
耳元に触れる寝息も何故だか嫌じゃなくて
潔く迷いは切り捨てたいのに
純粋で壊れそうだった
脆いガラスに似ている瞳が
ひたすらに何ができるだろうかと案じる
解けない解を探して
この憎しみから逃げられない世界の果てで
余計な光が何故かちらついて
見つめる彼方の影に惹かれはじめていた
俺をこの場所へ縛りつける
無力さにうつむいた
お前の手のひらこそが俺を留めていた
藻搔いても救われはしない
昏い過去を潜り抜けた現在へ
まっすぐに追いかけてきたお前の涙に
未来の解を見つけた
そう 求めている結末なら手に入れたこと
教えるだけなら言葉はいらない
引き寄せた身体 その想いも強く抱いて
お前のいる明日を選ぶだけ
